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まねてみる


バンクオブアメリカ・メリルリンチの29日付の投資家向けリポートによると、東電の損害賠償額は最悪の場合約10兆円に上る可能性があるという。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=alK65DGd4fSE
そのため1年以内で見た場合大地震による損害の期待値は7,000億円。一方原発停止によるコストは年2500億円程度。

中部電は4月下旬の決算発表で12年3月期の営業利益予想を1300億円と発表していた。しかし、今後は火力発電所用の燃料費負担増で約2500億円程度のコスト増となる見通し。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110510k0000m020076000c.html
従って1年以内で見ると十分合理的。ちなみに2.9%としても、損害による期待値は2900億円なので、合理的。また2年以内で見ても合理的。2年以内に大地震が起こる確率は

となる(小数点第3位以下切り捨て)。従って2年以内で見ると大地震による損害の期待値は1兆3000億円。原発停止によるコストは2年間で5000億円なので十分合理的。竹中平蔵式計算でも原発停止は合理的。2年以内に起こる確率は次の通り

従って損害の期待値は5800億円。1年以内に大地震が起こる確率が2.9%ぐらいだと仮定しても、損害の期待値を問題にするなら原発停止に賛成するのが筋なのである。


中部電力の負担金だけをみれば、確かにその通り
だが、今回の問題では電力不足による他業種への影響もあるため、コスト計算には2500億円+αが国全体としてかかる事になる
一方、事故時の損害金は周辺環境や経済への影響全てが含まれており、この二つを単純に比較し
今回原発を止めた方が安上がりである、と論じるのはおかしい
少なくとも、止める事によって生じる種々の問題点について検証する程度の時間的余裕はある(あった)はずだ